赤ちゃんワンコのピンクのポッコリお腹。
プニプニ感が大好きです。
ところが、その昔
赤ちゃんキナリのお腹は…
胸からお腹にかけての皮膚が変に赤い。
パヤパヤの毛をかき分けて見てみると、両側のあばら骨の辺りまで赤味は広がっていました。
初めて我が家に来た翌日すぐに、病院を受診。
「アトピー性皮膚炎」と診断され、ステロイドの軟膏と、抗生剤の飲み薬が処方された事がありました。
生後3ヶ月で、いきなり抗生剤やステロイドというのが心配だったのを覚えています。
抗生剤は7日間を飲みきって、再受診。
「だいぶ良くなったので、後はお腹に軟膏を塗ってあげて下さい。」と言われました。
しかし・・・
まだ皮膚の薄い、元はピンクであろう可愛いお腹に、ステロイドを塗り続ける事がどうしても出来なくて。
にんにくのお風呂(腹湯?)で治した事がありました。
今回も、乳首の周りが皮膚炎になっているようとの診断だったので、ステロイドの軟膏を4日間塗ってみました。
ほとんど痒みはなくなったようだけど・・・
皮膚の洗浄を兼ねて久しぶりに、にんにくお風呂に入っていただきました。
次の美容院まで2週間あるしね。
目次
用意するモノ
- にんにく 1片
- サランラップ
- 古いストッキングやガーゼ
古いストッキングもガーゼもなかったので、台所で使っている目の細かい排水溝ネットを使いました。
準備(我が家のやり方)
①にんにくはラップで包む
②鍋にお湯を沸かし、ラップで包んだにんにくを茹でる
お風呂に39℃~40℃のお湯をためておきます。
(温度は普段の犬の体温・お湯の量は犬が立った時にお腹スレスレくらいを目安にしています。)
③20分くらい茹でたら取り出してラップをはずす
(茹でると柔らかくなります。)
④古ストッキング(排水溝ネット等)に入れ、お風呂のお湯の中でにんにくをつぶす
使うのは1片です。
にんにくのお風呂に入りましょう
キナリに湯舟に入っていただきます。
ザバーっとお湯を掛けて。
5~10分したら上がって、キナリを絞ります。
にんにくお風呂はアトピー性皮膚炎に効果あり?
にんにくは、天然の抗生物質と言われるくらいなので、いろいろな薬理効果から民間薬として使われてきた歴史があります。
成分の1つ「アリシン」には、強力な殺菌力・抗菌力があるとされていて、12万倍に薄めてもその効力を失う事はないのだとか。
そして、「アリシン」が皮膚の血行を良くすることで、アトピー性皮膚炎にも効くのではないか?と言われているようです。
(人間の医療機関の)ドクターに「にんにく風呂ってアトピー性皮膚炎に効果があると民間療法の本にあったけれど、どう思いますか?」と聞いた事があります。
「経皮吸収で効果を出そうと思ったら、相当な量のにんにくを入れないといけないんじゃないの?にんにく臭いよ、絶対(笑)」と一笑されました。
にんにく風呂って、やっぱり臭いというイメージがあると思うけれど、実際にやってみるとほとんど気にならないものです。
お風呂のお湯でにんにくをつぶす時に臭いが出るかな・・・というくらい。
にんにく風呂では、「換気扇を止めて入浴する」とありましたが、私は換気扇を回しっぱなしにしています。
また、臭いを減らすために、にんにくは一度茹でています。
このひと手間で臭みは激減します。
(犬の嗅覚を考えると、なるべく臭いは無い方が良いかなと思ったので・・・)
入浴中のキナリも上機嫌だし、入浴後はにんにくの臭いが残る事もないので、軽い皮膚炎ならステロイドではなく天然の抗生剤で治してあげたいなと考えています。
にんにくお風呂には安眠効果もあるようで、昨夜は気持ちよさそうに熟睡していました。
今日も幸せ。
良かった、良かった。
以前、患者さんに聞いたアトピー性皮膚炎に良いと有名な入浴剤は「にんにくエキス」が配合されています。
にんにくの臭いがスゴイけれど、手放せないとおっしゃっていました。
冷え性にも効果抜群なんだそうですが・・・お試しがあればいいのにな。