先日作ったワンご飯は
豚ヒレ肉と、腎臓肉(マメ)のハンバーグ。
16歳のチロルは噛むことが大変そう。
肉も魚もブレンダーでミンチにして
いろんな野菜と一緒に、ハンバーグにすると食べれるようです。
今回一緒に混ぜたミンチ野菜は、
・人参
・春菊
・いんげん
・パプリカ
・チンゲン菜
だいたい5種類くらいの野菜を混ぜます。
冷凍していた食パン1枚をパン粉にして
溶き卵、小麦粉大さじ2も入れて。
カリウム抜きしたジャガイモを茹でて、ヨーグルトで和えたマッシュポテトを添えて。
薬膳では『同物同治』という考えがあり
不調な臓器と同じ場所のモノを食べると良いということなのだそうです。
心臓に不調があれば『ハツ』
肝臓なら『レバー』
腎臓なら『マメ』
腎不全のチロルには『マメ(腎臓肉)』を食事に取り入れたいけれど、スーパーでは見たことがありませんでした。
お肉屋さんに聞いたところ、「店頭には置いていない部位のため1週間ほどかかりますが、取り寄せることは可能ですよ。」との事でした。
特殊な場所なので高いのかな?と思ったけれど、握りこぶし大の大きさで1つあたり約130円程。
お財布にも優しいお値段設定。
1週間に1日くらいのペースで、レバーやハツなど臓器肉を取り入れているけれど、今後はマメ(腎臓肉)もローテーションに入れようと思っています。
棒灸も取り入れ
1週間に1日はマメ(腎臓肉)を使ったご飯を食べて。
体重は思うように増えないけれど
自分でご飯を食べて。
排泄も自分で出来て。
数分程度のヨロヨロ散歩で外の空気を吸って。
先月に引き続き、美容院でも最後まで施術をしてもらうことが出来ました。
尿毒症の症状が出始めて、腎不全末期なんだ…
と余命を覚悟したけれど。
尿毒症や腎不全の病態ステージを説明してくれる先生の声を聞きながら
『腎臓の機能は一度壊れてしまうと元に戻らない。でも、残った腎機能が一生懸命働いている姿を、他の臓器が知らんぷりする訳がない。』
根拠はないけれど、こんな風に思ったことを覚えています。
例えば肝臓や、腸など。
いろんな臓器が力を貸してくれているのではないかと…
東洋医学の「五行説」にある5つの要素の相関関係からも分かるように、
『肝』『心』『脾』『肺』『腎』の5つの要素は
相生(促進する関係)
相克(抑制する関係)
をもって、各々が『調和している状態(健康な状態)』となるようにバランスを取っています。
どこかが弱れば、対応する要素が肩代わりしてバランスを保とうとするのだから。
そんな相関関係も考えながら、日々の腎不全のワンご飯を作っています。