『腎』は寒さに弱い臓器。
冬は、腎不全の犬には要注意の季節。
冷えによる不調が出ないように、ホッカイロと腹巻、貼るお灸を使って温活中。
貼るタイプのお灸は手軽で良いけれど、棒灸の方がお財布に優しいので、現在はもっぱら棒灸を行っています。
目次
棒灸セットを購入しました
送料無料だったので、こちらのセットを購入しました。
- 棒灸を挿して使う棒灸器
- 火を消すときに使う消炎器
- 100%純もぐさの棒灸10本
棒灸のやり方
棒灸器に挿したお灸でツボを温めます。
灰が毛に落ちないように、タオルハンカチをあてて。
腎不全のためメインで温めるツボは
「腎兪(じんゆ)」
そのほかには、
眼にも良い「肝兪(かんゆ)」「胆兪(たんゆ)」
食欲不振や消化不良対策に「脾兪(ひゆ)」
後ろ脚に力がつくように「陽稜(ようりょう)」
いろいろなツボに繋がっているという「大椎(だいつい)」
などを温めています。
今日は頭百会(あたまひゃくえ)もホカホカ~
棒灸器を使っている理由
棒灸器を使うことで、点ではなく面で温めるので少しずれていてもツボを外すことがなく効果的かな?と思ったので、私は棒灸器も一緒に使っています。
近づけ過ぎた場合の火傷の心配もないので安心です。
また、柄付きの道具なので肩がこったら、自分で肩甲骨や背中などの手の届きにくい場所でもお灸ができるというのも魅力です。
棒灸は、棒灸器を使わなくても行うことは可能です。
棒状のお灸に火をつけて、ツボに直接近づけて。
ツボとお灸の距離で熱さの加減が自由にできるので、とても手軽です。
火傷には注意が必要ですが・・・
お灸を続けて感じたこと
「100%の純もぐさ」の棒灸を始めてから、毛のパサパサ感がだいぶ良くなりました。
血行が良くなったという、目に見える分かりやすい変化です。
食欲不振でご飯を全く食べない日は、今のところ1度もありません。
1回のご飯は2割くらい残すけれど、22時の小腹がすいた催促があるので、そのときに残りを食べています。
2月の始めで、検査数値は相変わらずBUNは100超え。
数値だけを見れば、ムカムカしてご飯も食べたくないはず。
けれど、こんな状態でも1日2回のご飯を楽しみにしている様子。
食べる気力がある = 生きようとする力がある
お灸を取り入れてから、たまに外に出るとヨロヨロと自分で歩き出すようになりました。
枯れそうだった生命エネルギーが、少しずつ回復してきているように感じます。
尿毒症状が出ていた頃は、食前に吐き気止めを服用してムカムカを抑えて、それでも食べないことも多くて強制給餌をして。
この頃を思えば、
吐き気止めも服用せず、点滴もやめて
それでも、ご飯を自分で食べれる毎日を送っていられることが何よりの効果だと思います。
お灸の後は、ハンカチを乗せて笑顔で寝ています(笑)