北国秋田の冬は、今年は雪もなく穏やかです。
今回は冬用にウール100%の毛糸で、キナリのベッドカバーを編みました。
暖かくて気に入ってくれたようで良かった良かった。
今まで、白黒モノトーン以外のカラーを選ぶ事がなかったけれど、初めてモノトーンではない「モスグリーン」の毛糸で編んでみました。
「モスグリーン」は目には見えないヒーリング効果があるのではないか?
今回は、そんな風に思った出来事について書いてみます。
きっかけは、今は亡き腎不全犬チロルの不思議な行動でした。
目次
腎不全で余命は1ヶ月程度・・・
腎不全の場合は「特効薬」というものが現状では、ありません。
去年、チロルが「腎不全」と診断された時には、すでに中期の慢性腎不全という状態。
2ヶ月もしないうちに、尿毒症と思われる症状が出て末期の慢性腎不全に移行してしまいました。
動物病院の先生も、余命は1ヶ月程度と考えていたのではないかな・・・と思います。
「完治」は望めないけれど、進行を緩やかにして腎不全と共存してみようと決めました。
動物病院の先生から説明された治療法としては、
・人間と同じ腎臓病の療法食(蛋白質、リン、カリウム制限)
・ACE阻害剤の内服(血圧を下げる薬)
・H2ブロッカーの内服(消化性潰瘍の予防)
・点滴
・リン吸着剤の内服
・活性炭製剤の内服
ガイドラインに沿った治療法でした。
色を選ぶ犬の行動
階段を上がれないため、1階に布団を敷いて添い寝。
これからはずっとチロルの横で添い寝をする生活が続くので、布団は1階に置いたまま。
朝になったら布団を3つ折りにしてたたんで、チロルのベッドの横に片づけて。
ただ、布団がそこにあると・・・
なんだか生活感が丸出し。
実家の片づけの時に裂き編み用にもらってきた布の中から、古いモスグリーンのアジアンテイストな風呂敷が丁度良いサイズだったので、とりあえずその布をかけていました。
いずれは大好きな白黒モノトーンの布を買ってカバーを作ろうと思い、臨時で使っていたモスグリーンの布。
すると、いつもは慣れた自分のベッドで寝ているチロルが、3つ折りにした布団の上に乗って眠っていました。
「この高さは上がれるんだぁ・・・」と驚きました。
最初は、わざわざ高さのある3つ折り布団に乗っているのは、私の匂いが安心するからなのかな?と思いました。
ところが・・・
ある日、白黒ボーダーの布を買ってきてカバーにして。
こちらの方が我が家には馴染むし、チロルの白黒チェックのベッドカバーともお揃いっぽくて良いなぁと思っていたら・・・
それからは、3つ折り布団に乗らなくなりました。
高さがあるから、上がるのも大変だよねと思っていたけれど。
洗濯のため、またモスグリーンの風呂敷をかけていた所、なんとまたしても3つ折り布団の上の乗って眠っていました。
意識的に「モスグリーン」を選んでいる?
試しに、いつものチロルのベッドにモスグリーンの風呂敷をかけ、3つ折り布団に白黒の布をかけてみました。
すると風呂敷が敷いてある自分のベッドで眠り始めました。
その後、布を逆にしてみると風呂敷をかけた3つ折り布団の上に「うんしょっ、うんしょっ」と頑張って上がって眠り始めました。
理由は分からないけれど、なぜか「モスグリーン」を選んでいる、と確信。
カラーセラピーなどで、「緑は目に優しい」くらいの知識しかなかったけれど、きっと色には何かパワーがあるのではないか?と思わせる出来事でした。
それからは、チロルのお布団や、お灸をする時の布、ウールの腹巻の下に巻いた布も全てモスグリーンの布を取りれました。
旅立つ前日まで、モスグリーンの布に囲まれて棒灸で養生しました。
驚異のカラー治療
チロルが「モスグリーン」を意識的に選んでいる事に気付いたのは、亡くなる1ヶ月ほど前のこと。
もっと早く気付きたかった・・・
こんな事があって、ふっと思い出したのがずいぶん昔に買った本。
こんな本も持っていたのに、その存在を忘れていました。
色を使った治療法について書かれている本をまた読み始めています。
その名前の通り、色(カラー)を使って痛みを取り除いたり、病気を治そうという治療法。
東洋医学がベースにあり、経絡にあるツボに適応する色(カラー)を貼るだけ。
ただ、適当に貼るのではなく、検索棒なるもので貼る場所を探すのだとか。
適応する色(カラー)のみでなく、経絡やツボなども理解していないといけないので、素人の私にはちょっと難しい本でした。
もともと東洋医学は興味があるので、ゆっくりこの本で勉強してみようかと思っています。
きっと色の持つ波動に何か病気を癒す力があるのかな?
11歳のキナリもモスグリーンを取り入れて
もうすぐ春の健康診断の時期。
11歳のシニア犬キナリも、モスグリーンを取り入れ始めました。
まずはお布団カバーと腹巻。
夏になったら、涼し気な生地でモスグリーンのカバーを作ろうと思っています。
動物病院で処方される即効性のある西洋医学のお薬も良いけれど・・・
なるべくなら
体全体の調和を取ろうする東洋医学の養生。
そして、目には見えないけれど、「色のエネルギー」を借りて養生をしよう。
そんな風に考えています。
チロルが身をもって教えてくれた事だからね。