犬(16歳)の腎不全で尿毒症の対策に「アゾディル」継続しています

B!

2018年7月に腎不全と診断され、あれよあれよという間に、食欲がなくなりみるみる痩せていったチロル。

2018年9月には尿毒症の症状に末期の状態になっているのかと、頭が真っ白になりました。

 

 

その際に先生から、尿毒症対策として「アゾディル」というサプリのお話を聞き、サンプルをいただきました。

あれから6か月が経ちました。

少しでも尿毒症の症状が軽減できれば良いと思い継続しています。

 

目次

アゾディルは乳酸菌サプリメント

メーカーサイトによると、全米シェアNo.1の

心腎サポート犬猫用健康補助食品

となっています。

先生のお話では、日本では発売されてからまだ1年くらいの新しいサプリメントとのことでした。

 

菌の種類は?

原材料の3種類の善玉菌
  • ストレプトコッカス・サーモフィルス(KB19)
  • ラクトバチルス・アシドフィルス(KB27)
  • ビフィドバクテリウム・ロンガム(KB31)

この3種類の善玉菌は、窒素老廃物を栄養源としているのだそうです。

たんぱく質を摂ると産生される窒素老廃物

本来は腎臓が体の外に出してくれて体の中に留まることはないけれど、腎機能が低下している場合はうまく排泄されず体の中に溜まってしまいます

これが尿毒症につながっていくわけです。

 

腎臓で排泄しきれなかった窒素老廃物をパクパク食べて、便と一緒に体の外に出してくれるそうです

これなら尿毒症対策にも期待ができるかなと思いました。

 

菌については、ヤクルト中央研究所の菌の図鑑が面白いですよ。

ストレプトコッカス・サーモフィルス

ラクトバチルス・アシドフィルス

ビフィドバクテリウム・ロンガム

 

 

どれくらいの菌が入っているの?

カプセル1つに、150億個以上の生菌数。

各々の菌株が50億個以上で、3種類の菌なので、計150億個以上となるようです。

生の菌なので、冷蔵庫で保管!!

 

 

カプセルから出して粉末でも良いの?

アゾディルは3種類の菌が粉末になってカプセルに入っています。

このカプセルは、胃で溶けないで大腸で溶ける仕組みの「腸溶性カプセル」なのだそうです。

腸までキチンと届いた方が効果が期待できると思うので、我が家のチロルはカプセルのままで飲んでいます。

 

アゾディルの飲み方

体重が10~11kgを行ったり来たりの我が家のチロル。

 

先生から飲む量は

・朝2カプセル

・夕1カプセル

と説明がありました。

「食事の1時間くらい前に、単独で飲むのが理想だけれど無理なら食事と一緒でも良いですよ。」とのことでした。

 

しかし単独で飲むのは無理だったので、

  • 肉まんの皮に包む
  • パンで包む
  • ワンコ用チーズケーキに詰める
  • ワンコ用パンケーキに詰める
  • ひきわり納豆で包む(笑)

 

などの方法で飲んでいます。

 

きなりのナチュラルハーベストと比べるとこんな感じ。

リン吸着剤のレンジアレンはご飯に混ぜて。

 

チロルの場合は、ヨーグルトやりんごのすりおろしなどに混ぜても上手にカプセルだけ残す神業を使うので、何か少量の食べ物で「包む」か「詰める」方が合っています。

 

ネフガード→アゾディルへ変更

当初、尿毒症対策としては、活性炭サプリメントのネフガードを飲んでいました。

体の中のいろいろな毒素物質を吸着してくれるので、不要な毒素が体に吸収されるのを防いでくれるサプリメント。

しかし、お薬の有効成分も一緒に吸収してしまうため時間をずらさなければならないんですよね・・・

また、人間の場合の球形吸着炭製剤のクレメジン細粒などのように、便秘の副作用も気になるところ。

腎不全に便秘は大敵ですから。

 

私は、作用的にアゾディルの方が便秘のリスクが回避できると考えたので、ネフガードを中止してアゾディルへ変更しました

 

後は、大量に残っている人間用の整腸剤「ミヤBM」という酪酸菌(宮入菌)⇒プロバイオテクスを服用しています。

(人間の医療機関では、抗生剤と一緒に処方されることも多いので聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。)

動物病院ではあまり使うところは少ないようですが、先生に聞いたところ服用は問題ないとのことでした。

 

酪酸菌(宮入菌)については、下記をご参照下さい。

 我が家の腎不全犬チロルは、乳酸菌サプリメントのアゾディルの他に、人間の医療機関で処方されるミヤBMという整腸剤を服用しています。当初は腎不全の尿毒症対策として服用したわけではなく、単純に下痢止めとしての服用でした。 2018年11月にコホコホ咳をしていて、「もしや腎不全で併発を危惧していた心不全か・・・?」と思い動物病院を受診しました。結局、心臓に問題はなくレントゲンの状態から「細気管支炎」との診断で抗生剤を服用することに。 薬物代謝で腎臓に負担がかからないようにと、先生が処方してくれ...
腎不全と腸内環境のこと 我が家の腎不全犬の尿毒症対策について - いとしのシェルティ *Sheltie Angels*

 

 

6ヶ月が経過して思うこと

サプリメントなので、内服薬のようにすぐに目に見える効果はないと思います。

今まで1日1回だった排便回数が、尿毒症をきっかけに食事を摂らなくなったことで2日で1回になったり。

食べる量が少ないので仕方がないけれど。

2018年9月末から手作り食を開始して、少しずつ食事を摂れるようになってきて。

そして、アゾディルを飲み始めて4ヶ月目の2018年12月には、朝夕の食事がほぼ完食できるようになり、排便回数は1日2回に

4か月目あたりから、効果を感じ始めました

 

腎不全の食事については「たんぱく質を制限する(抑える)」と言われているけれど、私はあまり制限していません。

痩せて筋肉の落ちてしまった体に、たんぱく質は必要なのではないかと考えているからです。

一応、アミノ酸スコアの高い良質なたんぱく質は何?と調べたりはしていますが・・・

 

 

 

食事はおいしい、おいしいと食べてもらって、後はこういうサプリメントの力を借りて腎不全の療養をしていこうと思っています。

 

 

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