炎症性乳がん(炎症性乳腺癌)と言われてから1ヶ月が経過。一緒に過ごせる時間を大切にしようと思った日。
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先月、2021年11月16日
進行の早い「炎症性乳がん(炎症性乳腺癌)」の可能性が極めて高いと言われてから、ちょうど1ヶ月が経過しました。

僧帽弁閉鎖不全という心臓の病気
高確率の癌転移を心配しつつ…
現在は予想に反して体重が激変するなどの様子はみられません。

先週2021年12月11日(土)にカチカチに硬くなったシコリをとうとう自壊してしまい、膿が出始めていたので病院を受診。
自宅で消毒(ヒビテン)をしてステロイドのローション(デルモゾールGローション)を塗布するという作業を継続しています。

 

ソフトハーネス2個使い浮き輪をしているみたい(笑)

 

目次

癌の進行を少しでも抑えるために

 

先週の受診時に、先生から「思ったより体重が減っていないし元気そうですね。」と言われました。
体重は前回11月は9.6㎏、今回は9.5㎏。
今日の受診では10㎏。
食欲も旺盛で、10分弱の散歩もシッポをピンと立ててご機嫌で歩いているし。
心臓の雑音もほとんどないし、ピモベンダンが効いているのかもな…と思っていました。

癌と共存しているなんて…今でも信じられない感じがします。

とりあえず癌の進行を少しでも抑えるために行っている事をリストにしてみました。

日々の心がけ
  • 炭水化物を止める
  • ターメリック+ブラックペッパー+ココナッツオイルの摂取
  • 腎兪をメインのお灸
  • 歯磨きの他に口腔衛生用のパウダーとジェルを使用
  • 人参のすりおろし、クコの実、まいたけパウダーを取り入れた食事
  • 高リコピントマトジュースの摂取

いろいろ調べている途中だけれど、とりあえず癌の血管新生を抑えるのに良さそうな事をしている
そんな日々のケア。

 

癌の血管新生について

 

癌も生きている(?)ので、転移したり増殖したりするのにはそれなりの栄養をもらわないとできません。
ただ勝手にテリトリーを広げているわけではないんです。
血液によって栄養が運ばれない(血流が滞る)と、健康な細胞も壊死したりしますよね。
それと同じ理論で、癌は血管新生という栄養を運ぶ血管を形成して転移したり増殖したりするわけです。

現に、人間の癌治療においては血管新生阻害剤(抗VEGF阻害剤)という血管新生を阻害する薬剤が国内承認されています。

つまり、高確率の転移やこれ以上癌細胞を増やさないために、癌に栄養を運ぶ血管を新たに作られるのを防げたら良いな…と考えています。

 

昨日の発熱の原因は化膿創の感染症?

 

昨日は朝からグッタリしていて、朝食も残したキナリ。
いつもは催促する食後のヨーグルトも食べず。
寝てばかりいるので、お昼に水分補給を兼ねてバニラアイスを入れた水をあげても虚ろな目で起きる事もなく。
身体を触るとかなりの熱がある感じでした。

自壊したコブのようなシコリが火山口のように穴になってしまい、ベージュがかった膿が覆っていました。
感染症?
朝に消毒したけれど、お昼にも再度消毒とステロイドのローションを塗りました。

敗血症になるのが怖い。
夕方に熱を冷ます豆腐をいれた食事を作った所、少しだけ食べる事ができました。

以前、動物病院でもらったセフェム系の抗生剤と消炎鎮痛剤。
「もし化膿したらこれを服用させても良い。」と言われていた事を思い出し、とりあえず食後にバニラアイスに挟んで食べてもらいました。

功を奏して徐々に目つきもシッカリしてきて、夜に少しだけご飯をあげると「もっと食べれますけど…」という状態には戻っていました。

お風呂上りに新調したフカフカのタオルが気持ち良くて、「キっちゃ~ん、触ってごらんフカフカだよ~」と鼻先にスリスリした所…
バスタオルごと「ガルっ」とされて、手の甲が流血しました。
けれど「ガルっ」てする元気が出た事が嬉しくて、泣けてきて、流血なんてどうでも良くなるという謎の情緒になりました。

抗生剤の力を借りないと免疫力も落ちてきているのだろうか?と不安はあるけどね…

 

110円の古着の赤ちゃんロンパースを簡易術後服として着用している様子

 

一緒に過ごせる時間は残りわずかかもしれない

 

今日は化膿した様子の傷口を診てもらうためいつもの動物病院を受診しようとしたら、昨日の定休日に引き続き今日も特別休診日。
よりによってこんな時に…

急遽、いつも混んでいて待ち時間の長い「命のかけこみ寺」と私が呼んでいる動物病院を受診する事にしました。
当日で予約は無理だろうなぁと長い待ち時間を覚悟しつつ、朝電話をした所「午後の診察が始まるのが16:30なので、その時間に来て下さい。」と言われました。

すぐに診てもらえる事になって、奇跡だなぁと思いながらセカンドオピニオン的な意味も込めて受診。
先生は「心臓の雑音もほとんどないしウチなら全身麻酔で検査やオペをしたかもしれない、もっと早い段階なら。」とおっしゃいました。

そう、もっと早い段階なら

ただし、検査をしていないので確定診断はできないけれど、見るからに「炎症性乳がん(炎症性乳腺癌)」と考えられるというのはいつもの先生と同じ意見でした。
その上で、炎症性乳がん(炎症性乳腺癌)の場合はオペをしたとしても、傷口がふさがらない可能性もあるので実際にオペをするかどうかは良く相談してからとの事でした。

右の腹部から右後ろ脚の鼠径部にまで硬く広がったシコリ。
すでに今の状態ではオペの選択肢はないので、自壊したシコリをいかに化膿させない、つまり消毒と薬剤塗布という作業は継続する事になるそうです。
「化膿させてしまって、自分で上手に消毒ができていないのではないかと心配になってしまう。」と話しました。
先生は「100%完璧な消毒というのは無理だと思うので、自分自身を責めないで下さい。」
「不安であれば通院して病院で消毒をしても良いけれど負担になりませんか?3日に1度来院して消毒しても、結局2日は自宅で処置をする事になりますよ。」と説明をしてから、「この病気で体重減少もなく維持できている事自体が凄いと思います。」と励ましてくれました。

「この病院はとても混んでいるので、消毒だけで来るなんて申し訳ない気がします。」と言った後の先生の言葉。
この子の場合は一瞬の事なので、病院に申し訳ないなんて思わないで下さい。この子にとって家族の方にとって一番良い方法、辛くない方法を選んでくれて大丈夫ですから。」

この癌と付き合っている以上、病院に消毒に通ったとしても数回か数十回。
今後何年も通うわけではない、「一瞬の事」

分かってはいたけれど1ヶ月を乗り越えたし。
シコリの自壊以外はいつもと変りないと思っていたし。
けれど、先生の言葉に目が醒めた感じがしました。

自分の心が壊れて何も手につかなくなった人生で最悪の11月26日。
この日はキナリの13才の誕生日だったのに、誕生日のお祝いもしていない事に気付きました。
来年の14才の誕生日は一緒に祝う事もできないかもしれない。

一緒にいられる1日1日。
彼女の寝顔もイビキもご機嫌な散歩も。
ガルって突然狂暴になるところも。
ピンポンダッシュでワンワン騒ぐところも。
耳が遠くてお迎えワンワンがないところも。

全部ひっくるめて愛しい毎日を過ごしたいと思った1日でした。

一緒に過ごせる時間は残りわずかかもしれない。

一瞬の事。

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