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我が家の腎不全犬チロルは、乳酸菌サプリメントのアゾディルの他に、人間の医療機関で処方されるミヤBMという整腸剤を服用しています。

当初は腎不全の尿毒症対策として服用したわけではなく、単純に下痢止めとしての服用でした。

 

2018年11月にコホコホ咳をしていて、「もしや腎不全で併発を危惧していた心不全か・・・?」と思い動物病院を受診しました。

結局、心臓に問題はなくレントゲンの状態から「細気管支炎」との診断で抗生剤を服用することに。

 

薬物代謝で腎臓に負担がかからないようにと、先生が処方してくれたのは「アジスロマイシン」

先発品では、「ジスロマック」という名前で人間の医療機関でも良く見る抗生剤です。

この抗生剤は3日間服用すると、その効果が1週間続くそうで、当時は画期的な抗生剤だなと思っていました。

 

ただね・・・

患者さんからも「下痢になる」という訴えの多い薬なので、私が勤務していた診療所の先生は、整腸剤と一緒に処方し、なおかつ食事をしてから2時間後の服用と指示していました。

「お腹に食事が入った状態ですぐに飲むと下痢をすることがあるから、2時間経ったら飲んでくださいね。」そんな風に話していたのを覚えています。

 

このときに、抗生剤と一緒に処方する整腸剤は、抗生剤でも死なない菌が入っているミヤBMでした。

 

動物病院の処方は「食後に服用」となっていて、食事に一緒に入れても良いとのことだったので、その通りに服用をしたところ・・・

案の定、水鉄砲のような下痢。

夫曰く「地獄絵図」

 

クルクル回り過ぎてトイレシートの靴を履いている図

 

すぐに動物病院に電話して、家にあるミヤBMの服用について相談したところ、ミヤリサンを使うこともあるし生菌製剤なので服用については全く問題ないとのことでした。

 

食事を摂って2時間経過後、(半分に割って)0.5錠にしたミヤBMを一緒に服用することで、その後の下痢は回避できました。

 

抗生剤自体の服用は3日間で終了。

ただ、この抗生剤の効果は1週間続くので、その後1週間はミヤBMを服用していました。

 

そのときに、ふっと排便回数の変化に気づきました。

 

2日に1~2回の排便回数が、1日1回毎日必ず排便がある!!

人間の腎臓内科の先生が、「腎不全に便秘は大敵だからね~」と言っていた言葉が頭の中に響きました。

 

腸腎連関・・・腸と腎はお互いが影響しあっている

最近は、「腸活」という言葉を良く耳にします。

腸の若さが、健康のみならず美容やアンチエイジングにも関連しているのだとか。

腸に住む「腸内細菌」が、いろいろな病気・体のいろいろな機能に影響していることも、様々な研究で明らかになってきています。

「腸腎連関」:腸内細菌叢のバランス制御が慢性腎臓病悪化抑制のカギ ‐腸内細菌叢は腎臓病に対して良い面と悪い面の二面性を持つ

 

2018年9月に、尿毒症の症状が出たチロル。

だからといって、たんぱく質を大幅に制限することはしていないので、尿毒症対策には頭を悩ませました。

 

何かヒントがないかと思い、いろいろ調べてたどり着いたこの研究報告。

とても興味深いと思いました。

 

腸内細菌と腎臓病の関わり
  • 尿毒素を産生するマイナスの面がある
  • 短鎖脂肪酸を産生したり、アミノ酸の代謝などのプラスの面がある
  • 腸内細菌がいない状態では、腎臓病がより悪化しやすい

 

つまり、腸内環境を整えることが腎臓病の進行予防に重要と考えることができます。

 

腸内細菌とは

  • 善玉菌
  • 悪玉菌
  • 日和見菌

代表的な腸内細菌と言えば、この3種類。

 

この3種類のバランスが調和しているのがベストな状態です。

 

人間の場合だと、

善玉菌 20%

悪玉菌 10%

日和見菌 70%

というバランスだそうです。

 

善玉菌

善玉菌は文字のとおり、体にとって「善い」菌。

健康維持や老化防止に影響を与えます。

善玉菌
  • 消化吸収の補助
  • ビタミンの合成
  • 感染防御
  • 免疫刺激

 

悪玉菌

悪玉菌も文字のとおり、体にとって「悪い」菌。

悪玉菌
  • 腸内で腐敗
  • 細菌毒素の産生
  • ガス発生
  • 発がん物質の産生

 

日和見菌

日和見菌は、体が健康なときは静かにしている菌。

善玉菌が優勢だと一緒に良い働きをしてくれて、悪玉菌が優勢だと一緒になって悪さをします。

シラっと優勢な方のチームに入るタイプの菌。

 

こういう人いますよね(笑)

 

腸内細菌 の「腸内」とは大腸のこと。

善玉菌もそうですが、腸内細菌のほとんどは大腸に生息しています。

大腸は、小腸が処理・吸収しきれなかった食べ物のカスを、さらに分解・発酵している場所。

窒素老廃物が残っているであろう大腸に、善玉菌が生息していることがポイントなのかなと考えています。

 

尿毒症対策のアゾディル

尿毒症の症状が出たときに、動物病院の先生から教えていただいた「アゾディル」

窒素老廃物の処理能力に期待して、尿毒症対策として現在も継続しています。

 

腎臓で処理しきれなかった窒素老廃物を栄養源(エサ)とする、3種類の善玉菌(乳酸菌)が入っています。

 

アゾディルの3種類の善玉菌
  • ストレプトコッカス・サーモフィルス
  • ラクトバチルス・アシドフィルス
  • ビフィドバクテリウム・ロンガム

 

やはり、腸内環境を整えるということが、尿毒症対策そして腎臓の保護につながるのではないかな?

 

善玉菌の種類と短鎖脂肪酸

善玉菌が「善い」菌と言われる理由は何でしょうか?

それは、エサとなる食物繊維を食べて短鎖脂肪酸を作ってくれるからなんですね。

善玉菌だけが、この短鎖脂肪酸を生みだすという特技をもっているわけです。

腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸のちから

ひとえに善玉菌と言ってもたくさんの種類があります。
代表的な善玉菌の種類
  • 乳酸菌・・・乳酸を作る
  • ビフィズス菌・・・乳酸菌の1つだけれど、酢酸を作る性質も持っている
  • 酪酸菌・・・酪酸を作る

 

 

調べてみると、短鎖脂肪酸にもいろいろ種類がありました。

また、大腸のエネルギー源になる割合も、短鎖脂肪酸の種類によって異なるということが分かりました。

短鎖脂肪酸
  • 乳酸

腸にはほとんど存在しないため、乳酸菌を外から摂ることで作られます。胃や小腸を通過する際にほとんど死んでしまう(死菌となる)そうで、大腸で直接エネルギー源になることはないけれど、他の菌のエサとなるため間接的に役立っていると言えます。

  • 酢酸

善玉菌を外から摂らない場合に、もっとも多く生み出される短鎖脂肪酸ですが、ほとんどが肝臓に使われるので、大腸のエネルギー源になる率はかなり低いそうです。

  • 酪酸

乳酸の次に少ない短鎖脂肪酸で、酪酸菌を摂ることで増やすことは可能です。酪酸は100%大腸のエネルギー源となり、芽胞形成菌のためパワーも強い!!

 

最強の酪酸菌=ミヤBM

酪酸菌は、周囲に「芽胞」というバリアを張ることで自分を守ります。

この性質から、菌を殺す抗生剤の影響を受けないため、抗生剤と一緒に処方されるわけです。

 

芽胞を形成することで胃酸にも負けず小腸を通過し、大腸にたどりついて良い仕事をしてくれる酪酸菌。

 

つまり、腸内環境を整えるためには酪酸を増やしてあげれば良いのでは?という結論に至りました。

 

 

食物繊維も忘れずに!!酪酸菌の効果は・・・

我が家に残っていたミヤBM(酪酸菌)

 

現在は、主にチロルが服用しています。

 

量は、1回の食事に0.5錠を入れて。

1日2回の服用です。

 

便のアンモニア臭が強く感じるときは1錠に増やしたりもします。

 

注意点としては、酪酸を作ってもらうためには、酪酸菌にエサを食べてもらわないといけません。

そのため、エサとなる食物繊維を摂ることが必須です。

 

我が家の腎不全犬チロルの場合は、

蒸したサツマイモをマッシュしてヨーグルトで和えたり

食事に粉寒天を振り入れたりします。

基本の穀物は食物繊維が豊富な玄米ご飯。

たまに、ところてんも。

 

アゾディルのみのときは、2日に1~2回だった排便回数も、ミヤBMを一緒に服用するようになってからは、1日2回の排便回数をキープしています。

下痢止めとして偶然飲んだミヤBM。

チロルと今も一緒に居られるのは、目には見えない小さな微生物のおかげなのかもしれません。

 

体の中に窒素毒素が残らないように、この排便回数は今後もキープしていきたいところ。

 

 

以前、処方してもらったミヤBMの在庫がなくなったら、次はネットでミヤリサンを購入しようと思っています。

 

 

 

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