東洋医学では「腎」は生命エネルギーの源と考えるそうです。
「腎」は冷えに弱い臓器。
そして寒い冬は腎養生の季節。
薬膳の食材を取り入れたりしながら、腎を温める工夫をしています。
ひまし油温シップで温めてはいるけれど、さらに何か良いモノはないかなと考えて「お灸」をはじめてみました。
目次
お灸の効果
お灸は体を温めるだけの養生だけれど、効果がわかりやすいのではないかと感じています。
肩こりや目が疲れたときにお灸を使うと、視界が明るくなったり首まわりの温かさが続いたり。
自分自身がお灸の温め効果は実感していたので、チロルにも良いかな?と考えていました。
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- 血行促進
- リラックス効果
- 免疫力アップ
- 体質改善 etc・・・
ツボをお灸で温めることで血行を良くし、本来チロルの持っている自然治癒力のUPを期待しています。
東洋医学ベースのお灸
東洋医学では、体を作っている要素を
- 気
- 血
- 水
の3つに分類しています。
アーユルヴェーダでも
- ヴァータ(風)
- ピッタ(火)
- カファ(水)
3つの要素の分類があります。
ベースにある考え方は同じなのかなと思いました。
つまり、健康とは「気・血・水」の3つの要素が正しく循環することで保たれているという考えで、この3つの要素のバランスが崩れてしまうと病気を招くという考え方。
東洋医学でいうところの「気」の中には「腎気」というものあり、
- 生まれたときに両親からもらった「気」
- 生まれた後に、腎が作る「気」
この2つが「腎気」というもの。
「気」が不足している「気虚」の状態では、
- 体がだるい
- 疲れやすい
- 食欲がない
- 気力・やる気がない
- 眠気
- 貧血症状
などの症状が出てくるそうです。
「腎」は生命エネルギーの源という意味が、なんとなく分かります。
お灸のやり方
犬の場合なので火を使わないタイプのお灸「せんねん灸 太陽」を選びました。
貼るホッカイロのように、シールをはがしてペタっと貼るタイプです。
近所のドラッグストアで12個入りを購入しました。
ホッカイロタイプの「せんねん灸 世界」がサンプルでついています。
貼るホッカイロと違うのは、よもぎの成分がジワっと体を温めてくれるところ。
2つ折りにした無印の落ちワタふきんを敷いて、腎兪(じんゆ)のツボにピタっ。
腎兪(じんゆ):老化防止の万能ツボ
腎兪は
・気力をアップさせる
・足腰を強くする
・体をあたためる
・内臓の機能をととのえる
・耳、鼻、目の症状を改善するなど、あらゆる効果がある万能ツボです。
老化の進行をゆるやかにするアンチエイジングのツボとして覚えておいてください。
愛犬と20年いっしょに暮らせる本 / 星野浩子
この上から、腹巻をしました。
実はこの腹巻、「ネックウォーマー」です(笑)
3時間くらい温熱効果が持続するそうなので、この状態で過ごしてもらいました。
1月・2月の寒さが厳しい北国秋田。
火を使わず煙も出ない貼るタイプのお灸は手軽にできるので、お灸を使った「おうち養生」も続けてみようと思います。
この次は、「棒灸」も試してみようかな。