BUN(尿素窒素)
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動物病院で実施される血液検査。

いろいろな項目があるけれど、その検査の意義は?

人と同じ検査項目の数々。

日々の仕事で見慣れているものばかり。

 

検査をして気になった項目をすぐに調べられるように、今後のため少しずつまとめておこうと思います。

せっかく(人の)医療機関で働いていたのだから、こういう時に役立てないと。

 

人の場合の適応疾患なので、犬の場合は違うこともあるかもしれませんが、参考までに。

 

どんな病気の指標として実施されているか、どんな病気が疑われるか・・・

などです。

 

目次

検査の意義

BUN(尿素窒素)は、たんぱく質の最終代謝産物である尿素中の窒素分のこと。

測定に使われるのは血液の中の尿素に含まれる窒素分。

クレアチニンと共に、腎機能障害の指標として用いられています。

 

ただし

  • 高たんぱく食の摂取
  • 熱傷(やけど)
  • 悪性腫瘍
  • 消化管出血

 

などの場合でも高い値になるため、これらの影響を受けないクレアチニン検査が一般的に行われています。

疑われる病気は?

 

  • 腎機能低下(尿毒症、慢性腎不全)
  • 肝不全
  • 悪性腫瘍
  • 甲状腺機能亢進症
  • 高たんぱく血症
  • 消化管出血
  • 脱水症
  • 摂食障害
  • 心不全
  • 腎障害
  • 慢性腎臓病

 

全身を巡る血液の中の「尿素窒素」の割合が高くなると尿毒症の症状が出ます。

吐き気・頭痛・だるさなどの、ツライ症状の出現。

文字通り「毒」が全身を巡って苦しいイメージです。

犬の場合、どんな風にどこが苦しいのか分からないので、この数値が高くならないように気を配りたいと思っています。

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