鍋で白湯を作って水筒に入れるのが、毎朝の日課でした。
もう自分の分だけで良いのに、ついつい習慣で鍋一杯の白湯を作ってしまいます。
腎不全のチロルが自分から飲むようになったのが「白湯」だったから。
この習慣はチロルの残した足跡だな・・・なんて考えながら家の中を見渡すと、いろんな所にチロルのかけらがありました。
毎朝、白湯を入れた水筒
ご飯の器を乗せた台
お薬を粉砕する乳鉢
流動食ご飯や吸引器として活躍した注射器
腎不全対策のヒルトンハーブ
飲みかけの半錠の薬
リキッド状の栄養剤
食後の歯ブラシの代わりのガーゼ
ガスコンロの頻繁に使う調味料棚には
リン吸着材のレンジアレンや
利胆剤のウルソ、胃薬や整腸剤のミヤBM
冷蔵庫のドアには
食べかけのゼリー状のオヤツ
介護食のフード
冷蔵庫の中には
飲みかけのリキッド状の栄養剤
尿毒症対策に続けたアゾディル
ご飯に少量入れていた使いかけの粉寒天
LKM512の乳酸菌で作ったヨーグルト
ひきわり納豆が入ったケース
大好きなプリンが入ったケース
冷凍庫の上段は
チロルの流動食のストック
2~3日分のストックなのに・・・
突然食べれなくなってしまったから
随分残ってしまいました。
紅茶やコーヒー、お茶を並べていた壁の棚
現在は、チロルご飯に使う薬膳食材や乾物が占領
ひまし油温シップで使ったひまし油
1度使ったイチジク浣腸
マナーパットのストック
薬膳の本
4月12日からチロルの1日を書いたメモは
次の病院のときに先生に見せようと思っていたモノ。
大好きな棒灸は新しく漢方成分配合のモノも追加。
届いてほどなく旅立ってしまったね。
テレビボードの引き出しも
ひまし油や腹巻、ホッカイロ・・・
腎臓の冷え対策グッズや
オムツ、お尻ふきシートでいっぱい。
2Fに洗濯をしたマットを干しました。
このマットは、足腰が弱くなって
タイルカーペットでも滑ることがあったので
「裂き編み」で編んだモノ。
編み上げたのは9枚・・・10枚目を編んでいる途中でした。
「裂き編み」については、暮らしの姉妹ブログに綴っています。
階段も想い出の場所。
歯磨きをして寝る準備をすると、満面の笑みで2Fにある自分のベッドに走って行く若かりし頃のチロルが懐かしい。
ある日、わざと2Fに行かないというフェイントをかけてからは、階段からちゃんと上がってくるかをチェックするようになりました。
このひっそりとしたチェック作業で、毎晩大笑い。
昨日は少し片づけ作業をしてみたけれど、もう少し時間が必要かな。
今はチロルの足跡ばかりを見つけてしまうから。
焦らず、ゆっくり。