NT-proBNP(脳性Na利尿ペプチド前駆体N端フラグメント)
ブログランキング

犬のブログランキングに参加しています。

記事がお役に立てたら、クリックで応援していただけると嬉しいです。

 

動物病院で実施される検査。
いろいろな項目があるけれど、その検査の意義は?

人と同じ検査項目の数々。

日々の仕事で見慣れているものばかり。

検査をして気になった項目をすぐに調べられるように、今後のため少しずつまとめておこうと思っていたものの…
その後更新をしていなくて、先日の検査ではとても後悔をしました。

 

せっかく(人の)医療機関で働いているのだから、こういう時に役に立てないと。

人の場合の適応疾患なので、犬の場合は違うこともあるかもしれませんが、参考までに。

どんな病気の指標として実施されているか、どんな病気が疑われるか・・・

などです。

 

目次

検査の意義

循環血液量の増加や心室壁へのストレスなど、心負荷の増大により脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体(proBNP)がヒト心臓中で産生される。
これが蛋白分解酵素により生理活性を持つBNPと、生理活性を有しないNT-proBNPに分解されて血中に放出される。

NT-proBNPの血中濃度は、BNPと同様、健常者では極めて低値だが、心負荷に応じて増加する。

NYHA分類による心不全重症度をよく反映するため、心不全の病態把握および心機能障害の指標として有用である。

NYHA分類=New York Heart Association functional classification
心不全の重症度判定に広く用いられている。
身体労作により生じる自覚症状に基づいて判定される。
Ⅱ度の範囲が広すぎるとの指摘もあり、最近ではⅡS(slight limitation of physical activity)とⅡM(moderate limitation of physical activity)に細分化することが提案されている。

 

【NYHA分類】

Ⅰ度 身体活動に制限のない疾患患者
日常生活における身体活動では、疲労、動悸、呼吸困難や狭心痛が起きない。

Ⅱ度 身体活動に軽度制限のある心疾患患者
安静時には症状がない。日常生活における身体活動で疲労、動悸、呼吸困難や狭心痛が起きる。

Ⅲ度 身体活動に高度制限のある心疾患患者
安静時には症状がない。日常生活以下の身体活動で疲労、動悸、呼吸困難や狭心痛が起きる。

Ⅳ度 いかなる身体活動を行うにも症状を伴う心疾患患者
安静時にも心不全や狭心症の症状が存在し、身体活動によって症状が増悪する。

ⅡS度 身体活動に軽度制限のあるもの
ⅡM度 身体活動に中等度制限のあるもの

循環器用語ハンドブック

 

疑われる病気は?

 

  • 急性心不全
  • 慢性心不全
  • うっ血性心不全

 

NT-proBNPの検査費用

先日、初めて実施したキナリの「NT-proBNP」の検査費用は…

¥7,700-(税込)でした。

結果が出るまでに1週間ほどかかるそうです。

2021年5月8日に検査を実施したので、15日(土)に結果が出ます。

 

今の状態は・・・

たまに毛を飲み込んでしまった時のような、咳のような症状はあります。
でも、寝ている時間はあきらかに多いかな。
やはり疲れやすいのだろうか?

10~15分程度のゆっくりの散歩では、出発時には勢いよく歩いて行って嬉しそうですが、帰る時には疲れているように感じます。
けれど、以前のように引っ張る事は、ほとんどありません。

食欲もあり、元気にワンワン吠えるパワーもあります。

このまま健やかでいてほしいと願うばかりです。

スポンサーリンク
おすすめの記事